2015年1月21日水曜日

毎年恒例!満員御礼!職業体験学習

今の中学校では、職業体験学習というものがあるようです。
ありがたいことに毎年のように、
近所の中学生たちが明野設計室を選んで、職業体験に来てくれます。

今年は、 4人の中学生。

与えられた条件をもとに、自分で家のプランを考え、
1、2階の平面図を描き、東西南北の立面図を描き、
お客様にプレゼンするまでを体験します。



ふだん同じクラスではない4人が、
意見をぶつけながら、到達したそれぞれのおうち。

同じ条件なのに、まったく違う家。
みんなの思いが詰まっています。

実は、反対面に大きなバルコニーとホールがあり、
子供たちが楽しそうな家。
色塗りが丁寧だったので、模型になっても綺麗です。

はじめは四角い家だったのに、いつのまにか丸になっていった意欲作。
 「1か所丸にしたら、まわりも丸いほうが面白い気がした。」
と語っていたけれど、その直感は結構あってると思います。

エスキースを見ていると、
部屋を移動しながら、この部屋はこのくらいいるかな、と
自然に中から膨らんでいくようで、おもしろかったです。

無茶してるようでいて、扉の寸法は律儀に守っていて、
何より平面図と立面図が整合していたのがすごいです。

模型が不完全になってしまったのが、残念。

色の選び方、軒を出さない屋根、
家全体もL字で、外階段からも2階にアクセスできるなど、
中学生らしからぬ、とても大人びた設計の家でした。

むむむ。。。

一番、モノの寸法や窓がしっかり考えられていた家。
窓の描き方や開き方については、
事前にすごく勉強していたようです。なんと勤勉!

 「部屋の扉とクローゼットの扉がぶつかってしまうんですけど?」

とか、聞かれたときはお兄さんヒヤヒヤしました。。。

日々、人が見るものや置くもの、楽しみが詰まった家です。


模型を見るときは、実際の人の目線で。
最後は、みんなで横から覗いていました。

むしろ、こちらがお勉強になりました。
ありがとうございました。

(Susa)