2011年2月22日火曜日

職業体験

前回のブログで「報告致します」と告知してから大分時間が経ってしまいました・・・。

今年職業体験にやって来たのは仲良しな4人の生徒達。
2日間事務所内は賑やかで和やかな雰囲気です。


設計事務所の仕事は設計以外にも様々な仕事がありますが、体験してもらう内容は特に設計事務所の仕事として最も知られている設計とプレゼンテーションです。
毎年1日だけの体験だけになるのですが、今年は2日間なので模型制作も体験に入ります。


限られた少ない時間のなかでの作業でしたが、たくさんのアイディアが詰め込まれた設計ときめ細やかな図面に驚かされました。
彼らの設計は人をワクワクさせ、生活を深いところまで考えさせてくれるもので、後日も私たちの間でこの話題は続き、設計の根本にある大切なことを改めて考えさせてくれています。
職業体験は生徒達よりも私たちに良い体験を与えてくれるものかもしれません。

彼らが職業体験を機に建築関係の仕事に就いたり、他の職業でも良い経験として役立ててくれたら嬉しく思います。
レポートを楽しみにしています。

(YAMADA)

2011年2月16日水曜日

岡山帰省日記1

先日、地元岡山に帰省しました。
正月以外の岡山は久しぶりで、岡山観光したので幾つか紹介します。






閑谷学校です。(写真は講堂)
その名の通り閑静な谷間に敷地はあります。

世界最古の庶民の学校として、講堂は国宝にその他のほとんども重要文化財として指定されており、現在では岡山県の小学生の遠足の定番となっている懐かしい場所です。


閑谷学校は様々な素材が使われていますが、
その中でも目を惹くのは、備前焼の瓦で葺かれた屋根と校地を囲む石塀。

備前焼は釉薬を使わない焼き物として赤褐色の素朴で質素な色合いの屋根が、庶民の学校としての親しみ易さを感じさせます。




カマボコ型の石塀は背後の山の中腹まで蛇行しながら伸びていて、背後の山を借景として取り入れるとともに生徒たちの教育の場として取り入れていたのではと思わせ、まだ学校として使われていた頃の様子を思い浮かべさせてくれます。





↑ こんなものもあります。火除山という名前の山。 
出火を食い止め講堂を守る為の人工の山です。
閑谷学校がそのままの形で残ったのも防災などの意識が高かった為かも


一番の見ごろは紅葉の時期。
楷の木の紅葉が見事だそうです。

yasu